2022.2.14
若者の酒事情
若者の酒離れ。
随分前からよく聴くフレーズ。
確かに、私の若い頃と比べると?
飲む機会自体が減っているとは思う。
これは、飲み会の減少が一番の理由かな?
※何でもハラスメントにしちゃう風潮も手伝って
飲む機会がないと美味しさは解らないしね。
酒の魅力も理解できないだろうし。
つまり、飲む機会を創出することが一番。
但し、単に飲まされると酒が嫌いになる可能性大なので、
“旨い酒を教える”ことと、“無理に飲ませない”こと。
あくまでも本人の意思で飲んでもらうのが大事。
興味を持たせて、一度口にしてもらう。
まずはビールでも酎ハイでもハイボールでもよい。
と言っても、アルコールを全く飲んだことがない人は稀なので、
ここはやはり日本酒を飲むよう誘導する(笑)
その時肝心なのが、言うまでもなく銘柄のセレクト。
当人の好みの傾向を把握し、それに合うテイストを選ぶ。
その人の今後の飲酒ライフを左右する大事な場面だ。
是非とも慎重に行っていただきたい。
ここをクリアすればゴールは目前である。
同傾向の銘柄で慣れてもらったあとに変化球。
その変化球がハマってもハマらなくてもどちらでもよい。
変化球がハマれば日本酒がもっと好きになるし、
ハマらなければ同傾向の銘柄のファンになる。
その後、ペアリングでフィニッシュ!
日本酒のポテンシャルを最大限に感じてもらう。
こうやって、私は何人もの若者ファンを獲得してきた。
今もその人達は会に足を運んでくれるし、
いつも満足して帰路につく。
今や会に参加する年齢層はかなり下がった。
※20代前半から30代後半までが増えた
結局のところ、「若者の酒離れ」は言い訳にしか過ぎない。
上手くアプローチ出来ていないだけだと思う。
業界の未来の為にも、
若者だけに限らず交流の幅を広げ、
“日本酒を嗜む文化”創りに貢献していきたい。
酒は地球を救う!と信じて(笑)