2022.3.1
自分の好みを押し付けない
これは色々なことに言えますが、
今回は日本酒のセレクトにフォーカスします。
店やイベントあるあるですが。
自分が好みの酒ばかり入れる。
これはなんともナンセンスとしか言いようがない。
これなら酒販店にお任せで揃える方がまだよい。
愛LOVE日本酒の会に来てくれた人なら解ると思いますが、
Premium等の特殊な場合を除いて実にバリエーション豊かなはずです。
私の好みは旨辛口ですが、それを決してお客さまに押し付けない。
それをやると実につまらない、凡庸な会になるからです。
実際、セレクトの際は相当時間をかけます。
都道府県。米の種類。酵母。甘口と辛口の比率。
飽きさせないよう全体的なバランスを考慮して酒を揃えます。
イベントも店も自分の好みを披露する場ではありません。
ここを勘違いしている人がまあまあ多いのです。
あくまでもお客さま目線。
サービス業全般の根幹とも言える部分。
そこは提供する側の人たちには是非とも意識して欲しいですね。
※画像は2021年春に開催した“春の息吹と日本酒と”のStandardラインナップ