2023.1.30
甘いは旨いのか
「甘いは旨い」
これは実によく言われること。
日本酒に限ったことではないかもしれないが、
今回は日本酒にのみフォーカスする。
さて、十四代や而今に代表される人気銘柄。
鍋島や勝駒などもそうだが、基本的には旨甘口。
十四代や而今は極端な日本酒度マイナス。
※十四代の本丸が-12?而今特純が-8?
確かにこの両銘柄は旨い。
しかし、飲み続けられるのか?
そう問われると、答えはクエスチョンだ。
一杯目は確かに旨い。二杯目はやや重い。
飲み続けると、くどく感じることが多いのが旨甘口。
あくまでも個人的見解だが。
勿論、中には飲み続けられるものも存在するが、
そういう旨甘口は酸の使い方が絶妙。
甘さと旨味を酸が上手く包み込む。
つまり、“切れ味”がよい酒だ。
それは、実は旨辛口も同様で、
切れ味が悪いとただただ重い酒になる。
甘くて重いのも嫌だが辛くて重いのも正直しんどい。
とどのつまり、旨味と酸のバランスが肝要。
※アルコール分も関係してくるが
「甘いは旨い」は極論である。
愛LOVE日本酒
大宮賢悟