2022.11.14
日本酒業界の行く末
今日は少しシリアスに語ります。
来年で10年目を迎える愛LOVE日本酒。
「日常生活の一ページに日本酒がある風景を創る」
を理念に掲げて活動してきましたが…
どうにも尻すぼみ感が否めません。
和食が2013年にユネスコ世界文化遺産に登録。
ここを起点に地酒も注目度を高め、消費量も右肩上がりに。
※あくまでも特定名称酒だけの話
2014年~2018年くらいがピークだったと思います。
そう、既に過去の話なのです。
現在は…
コロナ騒動のせいもあり、去年まで尽く大きなイベントは中止。
その間、飲食店も休業や時短を余儀なくされる場面が続き、
消費は確実に右肩下がりの状況へと転じています。
要は「厳しい状況」
コアな日本酒ファンは健在ですが、
それ以外の軸を持たない人達はあまり飲まなくなったと思います。
そして、飲食業界自体も人が完全に戻っていませんので、
消費量は確実に減少傾向ということです。
勿論、こういう状況でも売上を伸ばしている酒蔵はあります。
ただ、全体で見たときには厳しい状況であることは変わりません。
まあ、今後は二極化が進んでいくのではないか。
と容易に想像がつきますね。
つまり、日本酒業界の行く末はバラ色ではないでしょう。
むしろ曇天も曇天。今にも雨が降り出しそうな天気です。
※実際には既に降っていると思いますが
それは各蔵の皆さまも予想されています。
さて、では打つ手はないのか?
…
…
…
ないわけではないでしょうけど。
それには、ある程度大きなきっかけがないとしんどいですね。
マジョリティを動かせる力のある超マイノリティ。
結局、その人達にとっての“メリット”
それをどう創るかによります。
「美味しい」とか「安い」とか。
そんなありきたりな話では無理です。
なので、ペアリングを…という話も出てきますが。
あまりにもインパクトが弱い。
嗜好品故の辛さですかね。
そう考えると既に詰んでいるのかも。
いや、それは数年前から解っていたこと。
けど、それでも日本酒が好きだし、裾野を広げたいと思う。
その想いはやはり不変。
「だって愛LOVE日本酒ですから」
とは言ったものの…
茨の道なのは間違いない。。(笑)