2021.10.10
「相場」という固定観念
「相場が決まっている」
一度は聞かれたことがあるのではないでしょうか。
これは、一般的な正解を指し示す言葉ですよね。
この一般的というのが実に曲者でして(笑)
※一般的≒多数
いつの時代も多数派が正解とは限りません。
相場が決まっているからこそ多数派が生まれます。
「皆がよいと言っているからよいに違いない」
果たしてそうでしょうか?
コンサルタントをする際、
よく使う言葉として「ゼロベース思考」というのがあります。
つまり、先入観を持たずにフラットにものを見るということです。
多くの場合は、自身が知っている枠内でものを考えがちです。
それが先入観であり、自由な発想の邪魔をします。
これは日本酒のペアリングにも言えることです。
最近は、随分とペアリングの幅も広がってきたと思いますが、
以前は「日本酒はやはり和食との相性がよい」と言われていました。
それは明らかなる思考停止で、可能性を狭める考え方です。
今の日本酒は実にバリエーション豊か。
淡麗辛口もあれば芳醇旨口のタイプもあります。
その個々の味わいに合わせて料理を選ぶ。その逆も然りです。
この料理にはどの酒を合わせようか?
これが日本酒の面白さでもあります。
ペアリングがピタッとハマった時の感動は…!
心が充足していき色んなものが漲ってきますよ(笑)
どうせ飲むなら、ペアリングも意識して飲んで欲しいというのが本音。
その方が料理も酒ももっと美味しく感じられると思いますので。
※焼き肉と日本酒も案外いけるんです