日本酒万歳!

2021.12.27

恐怖の源

今日は映画(ドラマも含む)の話を。

私は子供の頃から怖い映画が好きだった。

まあ、映画に限らず怖い系が“大”好きだった。

それはたぶん日常にないスリルを感じたからだろうが、

子供の頃はありもしないことと解っていても怖かった。

それは“あなたの知らない世界”ですら(笑)

 

恐怖の源は想像力。

子供の頃は想像力がフル回転だ。

「ああ、もしかして今も誰かいるんじゃないか」

「髪の毛を洗っていて目を開けたら人がいたら…」

いや、もうね。あり得ないですから!

というのが想像力である。

 

しかし…良いのか悪いのか。

今は何を観ても怖くない。むしろ失笑だ。

話の作り方が下手くそなのもあるかとは思うが。

私自身が恐怖心をどこかに置き忘れてきたようだ。

だが、先が読める展開を観て何を感じるというのか。

「オチが雑なんだよね」くらいにしか思わない。

 

そんな私でも怖いと思った作品と言えば…

正確には怖いと言うよりグロいとか目を逸らしたくなる系。

一番印象に残っているのは名作の呼び声高い“SAW”

但し、これは1に限る。2以降は…はい、沈黙。

 

もっと遡れば“死霊のはらわた”とか。

“エイリアン”も怖かったがあれは音響のせいもある。

エイリアンと言えば“遊星からの物体X”これは衝撃的だった。

他は…と考えて約1分。正直出てこない。

特に最近の作品はまるで怖さがない。

 

これはフィルムなのかデジタルなのかの違いもある。

が、やはり大人になって恐怖心をどこかに置き忘れてきた説が濃厚だ。

実際に多くのファンに支持を受ける“悪魔のいけにえ”

これも怖いという感覚はない。ドキドキはするが。

 

ではいったい、今現在何に恐怖を感じるのか?

やはり、現実味がある話だと思う。そこに行き着く。

日常生活の一ページに潜む恐怖。これが一番怖いかも。

敢えて例は挙げないが、想像してみて欲しい。

想像できうる範囲ではないだろうか。

 

ここなのだ。

突拍子もない話では想像しようにも出来ないが、

現実として起こりうる話ならどうだろうか?想像出来るだろう。

私が恐怖を感じるとすれば、そういうシチュエーション。

自身の身に降りかかる可能性がある話。

 

ん?今も想像力豊かで怖い系は無理?

そういう人は、その想像力を活かせる環境で仕事をしよう。

きっと優秀な作品が作られるはずだ。

「但し、怖い系の映画はダメだ」

「あなたは向いていない」

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