日本酒万歳!

2021.12.13

需要と供給

さて、今回は実は日本酒とワインの続編にあたります。

一般的な値段帯ではなく、遥か上の値段帯の話。

 

2018年に1945年醸造のロマネ・コンティが

45万ドル(日本円で約5千万円)で落札され話題となりましたが、

それ以外にも100万円以上のワインはゴロゴロあります。

 

では日本酒は?

十四代の最高峰である龍泉がネットで40万円程。

※定価は2万円くらい?

これがおそらく最高値じゃないでしょうか。

 

小売単価で一番高いと思われるのは、

以前は北雪酒造の雫酒チタンゴールドで22万円程。

今は新澤醸造店の零響が500mlで38万5千円。

※精米歩合が限りなく0に近いというとんでもない酒

 

しかし、言ってもその程度なのです。

※語弊がある言い方かもしれませんが

プレミアが付いても100万円を超える酒はそうそうないでしょう。

ここでまた酒蔵が登場するのですが、「何故?」と頭を抱えます。

 

答えは至極シンプルですよね。

需要と供給のバランス。それに尽きます。

十四代が何故高いのか?欲しい人より生産本数が少ないからです。

※転売して儲けようとする輩が多いのも原因ですが

それはどのジャンルでも同じです。

 

ワインの市場は日本酒と比較になりません。

そう考えれば、争奪戦が熾烈を極めることは明白。

オークション形式で手に入れようとする人たちは金持ちしかいません。

金持ちのコレクション欲は際限がありませんし、

自ずと値段が跳ね上がるのです。

 

まとめておくと。

 

・歴史の違い

・需要と供給のバランス

・市場規模

 

以上の三大要素が日本酒とワインの値段に影響を及ぼしていると。

そのどれもが、やはり一朝一夕では解決し得ませんので、

地道に活動を続けて行くしかなさそうです。

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