2024.5.15
イベントは皆で創るもの
この点は、立ち上げ当初からの課題。
日本酒業界を盛り上げるということについて、
私個人の想いだけと言うならそれはちょっと違うと思う。
酒蔵においては、
日本酒業界全体として裾野を広げることが肝要だろう。
エンドユーザーが増えない限り需要にも限界があるわけだから、
まずは垣根を越えて多くの人に触れてもらう機会を創る必要がある。
※今は海外展開した方が利益は出るかもだが
勿論、各社ごとに取り組んでいることだと思うし、
イベントの役割は小さいのかもしれない。
しかし、小さいからと言って、
蔑ろにしていいわけではないだろう。
飲食店も同様で、
私のベースは「関わる人全てにプラスがある」こと。
いい友や輪ッショイは、食べログ等にお金を使うより、
確実に自店舗の宣伝になるだろうし、それなりに利益も出るはず。
だから、宣伝集客は関係ないというスタンスは違うと思う。
例えば他のイベントで、
店舗が協力していない話なんて聞いたことがない。
酒販店も含む各々が宣伝集客にも注力し、全体で盛り上げていっている。
これが本来のあるべき姿だろう。
ここが個人の弱さなのかもしれないが。
酒販店や飲食店と違ったとしても、方向性に共感してもらえるなら、
一致団結してイベントを盛り上げていって欲しいと切に思う。
ただ、それだけではなく、まだまだ課題はある。
と言うより、酒蔵においては多少の宣伝にはなるものの
実利としては相当薄いし、出張費を考えると確実に赤字。
こういった点もゆくゆく改善出来ればと考えている。
その為には、参加費を上げるか規模を大きくする。
もしくは、スポンサーを募るか。
いずれにせよ課題のひとつだ。
10年経っても、まだこの位置にしかいない。
自分の不甲斐なさと力不足を痛感する今日この頃。
それでもやるしかない。日本酒が好きだから。
愛LOVE日本酒
大宮賢悟